新元号、令和について・・・ スタッフブログ
5月1日から始まる新元号が「令和」となると発表された。
「令和」は『万葉集』の「梅花(うめのはな)の歌」
三十二首の序文より出典とされたという。
新元号「令和」について安倍晋三首相は、
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ
という意味が込められている」と説明した。
今回の「令和」は、大化の改新の「大化」から始まり、
248個目であった。
これまで、「令」を使った元号はなく、
また、「ラ行」から始まった元号も調べてみると、
奈良時代に、霊亀(れいき) 715年~、
足利尊氏時代に、暦応(りゃくおう)1338~
の2回しかなかった。
確かに、「ラ行」で始まる漢字は少なく、辞書で調べると、
外来語のカタカナを使う文字が多いので、
「令和」のレイワ(Reiwa)の音の響は新鮮に思える。
経済アナリストの森永卓郎は、新元号の経済効果について、
ブライダル業界を始め、旅行業界、印刷業界、飲食店業界など幅広い業界で、その経済効果は数兆円になるという見方もあり、
消費効果はかなり高いようである。
さて、「大正駅」はJR大阪環状線、「昭和駅」は、JR鶴見線にあり、
「平成駅」は熊本県JR肥後本線に実在する。
「大正駅」⇒「昭和駅」⇒「平成駅」と続くは「令和駅」はあるのか?
答えはノーであった。
因みに、「明治駅」の実在しない。
かつて、北海道帯広市幸福町にあった広尾線の駅に、
「幸福駅」というのがあったが廃線に伴い
1987年(昭和62年)2月2日に廃駅となった。
何れ、全国のどこかで、「令和駅」が誕生したのなら話題になり
賑わうことになるかもしれない。
これから長年に亘り「令和時代」に親しむことになるが、
以前、元号を廃止しようという動きがあった。
日本のように現在も「元号制度」を採用している国はほかにない。
古来から続く独特の元号の存在自体が日本の文化のひとつと言え、
未来永劫続いていき、日本が益々繁栄していって欲しいと願う。
今日の「令和」と発表された日に、つくづく日本人であって良かったと思う。
保険部 田中