今年は29日まで開院しております。 喉にお餅が詰まった時の対処方法 スタッフブログ
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喉に餅が詰まり事故が多発する時期の到来
今年も残り僅かになりましたね~
お正月くらいは財布の紐も少し緩んでしまうものですが、さらに忘れちゃいけないアイテムは「お餅」がありますよね!
お餅が大好物なもので、既に「練習」としてモリモリ食べ始めている誰かさんなのですが、1つ怖い事といえば、「お餅を喉に詰まらせて窒息してしまう」ことですよね~
毎年、お正月の期間だけでも1,000人近くの方がお餅を喉に詰まらせて救急搬送されているそうなので、侮れない感じですよね。
喉にお餅が詰まった時の対処方法
喉にお餅が詰まると窒息してしまい、命をつかさどる大事な脳に酸素がいきわたらず、やがて死んでしまいます。
人間は、だいたい5分ほど呼吸が出来ないと死んでしまうと言われております。
仮に死ななくても、酸素不足により脳に大きなダメージを与えてしまい、脳障害を引き起こし、寝たきり(植物人間)の人生になってしまいます。
ですので、お餅が詰まった時の対処の仕方を知っておくことが、この時期は時に重要ですよね!
お餅が喉に詰まった時の対象方法として、大きく2つあるのですが、そちらを記載したいと思います!
腹部突き上げ法(ハイムリック法)
喉に詰まった異物を取り出すのに有名な方法として「部突き上げ法(ハイムリック法)」があります。
おヘソの上(みぞうち)を圧迫して、喉に詰まった異物をとる方法になります。
やり方が少し難しいものの、「部突き上げ法(ハイムリック法)」を覚えていると、「お餅」以外にも対応できますので、かなり重宝する技になります。
喉に詰まらせて怖いものとしては、ナッツ類やステーキ等のブロック肉もありますが、そちらの異物の除去にも使えます。
「部突き上げ法(ハイムリック法)」の注意点としましては、内臓を圧迫させる技になりますので、力の入れ具合によっては、肋骨を折ってしまったり、内臓傷つけてしまったりすることがあるそうです。
少しでも違和感を感じる場合は、直ぐに医療機関に診てもらう事が重要です!
背部叩打法
部突き上げ法(ハイムリック法)」よりも簡単な異物の除去の方法としてあるのが、こちらの「背部叩打法」になります。
イラストの通り、喉に詰まった異物が出やすいような体制にしたうえで、背中をたたき
ます。
肋骨の間や、首の付け根辺りを強く叩くのも有効だそうです!
部突き上げ法(ハイムリック法)」よりも簡単ですが、それでも詰まった物を取り除ける確率は低くなるそうです。
お餅は粘々してますし、非常に伸びる食材ですので、「喉に詰まる」と言うよりは「喉にくっ付く」感じですからね~
粘々している分、なかなか除去が難しい食材ですよね。
お餅を詰まらせて病院に緊急搬送されても、除去が難しく、気管の確保まで時間も掛かり非常に大変だそうです。
上述した通り、脳に酸素が届かない時間が長いほど深刻な事態に繋がってしまいますので、1分1秒を争うわけですから、お餅を喉に詰まらせないよう十分に注意することが重要ですよね!
掃除機を口の中に入れて詰まった餅を取る方法
また、うちの婆様がやろうとした「掃除機を口の中に突っ込んでお餅を取る方法」も、それなりに成果があるみたいですが、「衛生面」だけをみると、あまり推奨された方法ではないみたいです。
ただ、1分1秒を争う事態ですので、「衛生面」は二の次かな~と思ってしまいますよね。
周囲に手伝ってもらえる人がいるならば、手分けして色々な方法を試すのは、人命を助けるためにも必要な行為だと思います。
それでも、シッカリと咀嚼して食べることが、どんな食材でも重要ですよね!
喉にお餅が詰まった時のまとめ
日頃から「誤嚥」がある方や、ご高齢者や幼児にはお餅を食べさせないことも重要かな
と思います。
簡単なお餅の対策としては、「小さく切る」、「誰かがいる前で食べさせる(独りで食べさせない)」、「よく噛む」、「少し硬めに焼く」事かな~と思います。
折角のお正月なのに、お餅を喉に詰まらせて病院送りになってしまっては、一年の始めが台無しになってしまいますよね~
それこそお餅で命を落としてしまった日には「勿体無い」の一言では済まされませんよね。
愛する家族や仲間を助けるためにも、今回ご紹介した 部突き上げ法(ハイムリック法)」や「背部叩打法」を知っておくのも重要な事かな~と思います!
呼吸が出来ずに苦しんでいる姿を指をくわえて眺めているだけですと、将来、自責の念に駆られてしまいますしね。
そんな感じで、今年1年、色々とお世話になりましたm(_ _)m
それでは、よいお年をお迎えください!
保険部 田中