リラックスしたいときは仙骨を温めてみよう。 スタッフブログ
心身にストレスがかかっていると、無意識のうちにカラダがこわばってしまいます。
施術をおこなうにしても、
その無意識のこわばりを解除してからじゃないと、
しっかりカラダの状態をチェックすることが難しくなりますし、
充分な施術効果が出づらくなります。
ですので、まずはストレスをリセットしてリラックスモードになってから、
チェックや施術のスタートになります。
そのときによく使うのが、
タイトルにある
「仙骨(せんこつ)を温める」
です。
仙骨を心地よく温めると、カラダはリラックスモードに入ります。
なぜか?
ほら。
赤いラインが、副交感神経です。
赤いライン、仙骨の方につながっていますよね。
仙骨は副交感神経の働きと密接に関連しているのです。
副交感神経には、心身をリラックスモードにする働きがあります。
あ、ご紹介が遅くなりましたが、仙骨とは
腰の下、骨盤の後ろの真ん中にある骨です。
そこを温めると副交感神経の働きが高まり、
心身がリラックスモードに入ります。
オススメとしては、湯たんぽです。
寝る前にうつぶせになって仙骨の上に湯たんぽを置きます。
心地よい温かさになるように、熱すぎたらタオルなどを間に入れてください。
4~5分仙骨を温めてから寝ると、睡眠が深くなります!
湯たんぽがない方は、入浴時にシャワーで数分温めるのもいいと思います。
さてさて、もう1度同じ画像を見てみましょう。
赤いライン(副交感神経)は、下の方の仙骨以外に、上の方ともつながっていますね!
その上の方には、後頭骨(こうとうこつ)という骨があります。
ちょうど後頭骨と仙骨を指している図を見つけました。
後頭骨周辺も副交感神経とつながっているのなら、
仙骨だけじゃなくて後頭骨も温めるともっと良いかもしれません!
眼精疲労がある方にも後頭骨を温めると効果的ですし、
後頭骨を温めて首の上の方まで温まり緩むことで、呼吸も楽になります。
首の上の方からは「横隔神経」という横隔膜を動かす神経が出ているからです。
デスクワークなどで目を酷使している方は、後頭骨や首の上の方に慢性的なこわばりがあります。
寝る前にそのこわばりを溶かすことで、グッスリ眠れ、疲労回復効果も高いですよ!
仙骨と後頭骨、あるいはどちらかだけでも、温める習慣。
慢性的にストレスを抱えている方に、オススメです!
シンプルですが、すごくいいですよ!!
仙骨温めは、内臓でいうと特に大腸に良い働きかけをしてくれると思います。
湯たんぽやシャワーなどを使って自分で温める方法ではなく、
手を使って誰かをリラックスさせる方法です。
うつ伏せに寝てもらい、後頭骨と仙骨に、手を置きます。
掌を密着させて、皮膚をしっかり、でも柔らかく包み込むように触れます。
あとは、その状態で数分間待つだけ。
でもいいのですが、さらにリラックス効果を出すなら。
後頭骨と仙骨は、動きが連動しています。
吸気のときは下(足の方)
呼気のときは上(頭の方)
一緒に動いています。
もしかしたら慣れるまでは動きを感じるのが難しいかもしれませんが、動いています。
ストレスが強い方は、この動きが小さくなっていることが多いです。
呼吸に合わせて連動して動いているこの2つの骨。
吸気のときは下、呼気のときは上。
そのイメージを持ちながら、2つの骨を包み込むように柔らかく触れます。
呼吸のリズムを合わせられると、さらに効果的です。
僕が注意していることは、
「僕の手で動きを大きくしようとしない」
こと。
柔らかく触れて、上下の動きをイメージして、呼吸を合わせる。
コントロールしようとしない。
そうしているだけで、「自然に」動きがゆったりと大きくなってきます。
それは、カラダがリラックスモードに入ってきたサインです。
保険部 田中