古本屋への道(その二) スタッフブログ
昨日お昼の一時半から古書組合の交換会に行きました。交換会とは古書店が自分の商品をセリにかける場です。机にすわって商品をぐるっと回し、封筒に値段の書いた紙を入れて、最後に一番高い値段をつけた人がセリ落とせるという仕組みです。回せないほど重い本は、最後に積んである所に行って値札を入れます。
最低1.000円から入札できますが、売れそうな本は高値が付きます。昨日はマキャベリ全集が3万円で一番高かったです。私も10品ほど入札しましたが、落札出来たのは一品だけでした。さすがにプロは、売れる本と適正な仕入れ価格を熟知しているようでした。
値札には二つの数字を書くことが出来、一人高値で買うというリスクは担保されています。例えば、2.000と1.000と書き誰かが1200の札を入れれば、2.000円で落札です。他に誰も札を入れなかったら、1.000円で落札です。また、最低価格が10.000円以上で入札すると、三つの数字を書くことが出来るそうです。
交換会が終了してから、支払い金額が計算されるまで30分ほどかかります。交換会の主任の方に「金券でお願いします。」と言えば、一週間のツケがききますので待たずに帰ってきました。しかし、手数料が200円必要です。お昼の一時には商品が並べてあるので、値札だけ入れて帰る人もいるみたいです。
15日の金曜日は、私の得意は江戸時代の本が出てきますので頑張りたいと思います。
院長